高温エージングルームとは
アヤハ運輸倉庫の高温エージングルーム(高温倉庫)は、室内温度を35~80℃にコントロールできる倉庫です。
主な用途は、ラミネートフィルムの接着剤硬化促進や、残留溶剤の蒸発、物性の安定化、樹脂製品の収縮ですが、他にも、高温環境での精密機器の製品劣化テストや、ガラス製品等の収縮試験や耐久試験、液体における菌の繁殖・培養試験など様々な用途でご利用いただいています。
アヤハ運輸倉庫の高温エージングルームの特長
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高精度な温度制御
高温エージングルーム(高温倉庫)は、35~80℃の温度域で0.1℃単位の高い精度での温度制御を可能としています。
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分単位での時間設定
設定時間についてはパレットやラック単位で入庫・出庫のバーコード管理を行い、分単位での制御に対応しています。
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製品内部・製品中心部の温度制御
梱包された箱の内部や液体などに計器を差し込む形で、製品自体の温度測定にも対応しています。
またフィルム製品に対しては、熱電対による中心部の温度測定も可能です。 -
表面温度の測定
サーモグラフィーを用いることで、製品の表面温度の測定が可能です。
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測定結果のレポート
経過変化の温度データや温度分布のレポートや、サーモグラフィによる測定結果のレポートをお渡しすることが可能です。
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少量の利用に対応
接着剤硬化不良や残留溶剤の対策など、効果測定試験用として少量のエージングを承ることも可能です。
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本格利用前のテスト利用
高温エージング庫を試験的に利用することが可能です。期待するエージング処理の結果が得られるのか、本格導入前にサンプルテストをしていただけます。
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工程前後の輸配送に対応
高温エージング工程前後の輸配送や保管といった周辺業務に対応しています。
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ご利用の流れ
高温エージングに関するご要望やご相談に対しては、蓄積したノウハウと実績に基づいた提案をさせていただきます。まずはお電話かお問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。
- お問い合わせ・ヒアリング
- まずは御社のご希望やご相談内容をお聞かせください。製品の詳細やご利用用途、エージング期間(時間)、設定温度などについてヒアリングさせていただきます。
- ご発注
- 条件が合えば、下記3種類の書類をお渡しさせていただきます。
・高温エージング庫仕様確認書
・取引条件確認書
・依頼書
書類の提出をもって正式なご発注とさせていただきます。 - 高温エージングルーム見学
- ご発注いただいた際には、出来る限り高温エージングルームの見学をしていただいています。担当者が現場を見学しながらご説明させていただきます。
- 詳細の決定
- エージング工程開始日、設定温度、搬入方法などの詳細を決定します。
- ご利用開始~終了
- エージングルームのご利用終了後には、経過時間による温度変化についてご報告いたします。